肩書き「フリーライター」。吉と出るか凶と出るかは自分次第

ライターの考え方

こんにちは!七尾なおです。

ライター肩書き問題が、なにやら物議を醸しているみたいですね。

肩書きについてはわたしも思うところがあるので、徒然なるままにブログを更新しますっ!

「フリーライター」ってなにやってる人かわかんない件

なんのご縁かライターとしてお金をいただく立場になりましたが、ぶっちゃけフリーライターって何やってる人なのか、よくわかんないですよね。

ライターは「物を書く人」を指す言葉ではありますが、なにを?どこで?という疑問を持たれるのも、まぁ無理はないです。

だからこそ「○○ライターと名乗りましょう!」

なーんてよく言われるわけで。

たとえ実績がなくても、自分がめざしたい方向性にマッチした肩書きをつければ、それでOK!っていうのも、よく聞きます。

 

これ、たしかに一理あると思います。

だからわたしも、自分の名前の上につける「○○」をずっと探していました。

 

クライアントさんの立場に立ってみればわかることですが、ライターを探すときって必ず何かしらの目的があります。

「○○について詳しいライターはいないかな?」
「○○の分野に強いライターに依頼したい!」

てな具合ですね。

で、そこで活きてくるのが○○ライターという肩書き。

いわば看板のような役割を担ってくれます。

 

たとえばだけど、

「ママライターの七尾なおです!」

と言っていれば、育児系のライティングに強いライターを探しているクライアントさんから声がかかるかもしれない。

でも、

「ライターの七尾なおです」

では、どうでしょうか?

何を書ける人なのかよくわからないので、お願いしにくいな……ってなっちゃいますよね。

 

よほどわたしに興味を持ってくれた人なら、ブログにまでやってきて、実績を見て判断してくれるかもしれません。

でも売れっ子ライターでもない限りは、なかなかそこまでしてもらえません。

現実はそう甘くないからね……。

ジャンルが絞れないから名乗れない件

しかし、です。

それを知っていてもわたしは肩書きを決められずにいました。

 

まず、書いているジャンルがきっちり定まっていないことが一つ。

わたしはもともと専門分野を持たずにスタートしているので、特化型ライターではありません。

記事の内容もそうだし、コラムとか広告記事とか、そういう記事自体の性質もてんでバラバラですね。

 

もちろん、比較的得意、不得意なジャンルはあります。

専門分野がなくていろいろと書いてきたからこそ、「これは書きやすい」とか「こういうの好きかも」とか「正直こっちは苦手だ……」とか、ぼんやりとながら見えてきました。

でも、これ一本でいきたい!というものはまだ見つからない。

たぶん、今後も見つからないんじゃないかな?

 

なぜなら、わたしってすごく飽きっぽいから!

 

何かにハマっても、長続きしない。

どハマりして、飽きて、また時間をおいて始めたりする気まぐれっぷり。

どんなに好きになっても、ずーっとは続かないんです。

もちろん再開せずに、それっきりになっちゃうのもあります。

 

わたしの場合はそれがライティングにも表れていて、決まったジャンルを書き続けるのって実は向いてないんじゃないの?と気づいたんです。

好きなものを、好きなだけ、いろいろやりたい。ワガママ?

 

たしかに、普通の会社員だったらそれはワガママだし、まぁ通りませんね。

でもライターなら、それもアリになっちゃうんです。

だからすっごくおもしろい!

 

厳密にいえば、ライターだからというよりは自由業だから?なのかもしれないですけどね。

あれもこれもちょっとずつ。

つまみ食い感覚でいろいろできちゃうから可能性がいっぱいだし、ワクワクするんです!

 

正直、自分にこういう部分があるなんて思っていませんでした。

なんの面白みもない、冒険できない、ガッチリ保守派タイプだと思い込んでいたんですが、意外とそうじゃないところもあったんだな……と。

人間、いくつになっても新しい自分と出会えるものなんですねw

 

で、そんな自由が大好き!一つに絞れない!浮気性だから、たぶんいつまで経っても「◯◯ライター」を名乗れないんだろうなぁと思うわけです。

でもやっぱり肩書きがないと不便な件

今回の肩書騒動の発端は、どうやらはあちゅうさんのブログみたいです。

私はライターじゃない

「肩書き」の意味のなさ

うーん。

たしかに、「名刺」も「肩書き」も、ぶっちゃけ「いる?」って思うこと、ありますね。

 

でもはあちゅうさんも言っているように、自分という存在を表してくれるコンパクトなツールってあると便利です。

だって、自分でさえ「何やってるの?」と言われて言葉に詰まるんだから、他人にはもっと理解できない存在ってことになるわけで。

そういう意味では、やっぱり肩書きってないと不便ですよね。

相手に対しても不親切だよなーって思います。

 

じゃあ社会を渡り歩くうえで困らない程度に肩書きをつけておくとしたら、わたしの肩書きはなんだろう?

コラムニスト?
コピーライター?
シナリオライター?

どれも嘘じゃない……とは思うけど、どれか一つにも絞れない。

なーんか、しっくり来ないんです。

活動場所をwebに限定するつもりもないから、「webライター」は最初からナシだし。

……でやっぱり、最後には「フリーライター」に落ち着いちゃうとw

 

とってつけた「肩書き」に、左右されずに進みたい

これじゃだめだよなーって思ってたけど、「○○ライター」と名乗ることで視野が狭くなる気がすると言っていた人がいて。

ああ、そういうポジティブな考え方いいな!と。

単純なので、そう思い直すことにしたんです。

あえて名乗らない」という選択肢も、アリかなって。

 

なんて、それが良いのかどうかは正直わかりません。

世間一般には「何ができるのか端的に示す◯◯を、名乗らなきゃダメ!」と言われているし。

 

でもわたしはまだまだこれから進化していく予定なのです。

こんな道半ばで「これ!」ってターゲットロックオン☆しなくてもいいんじゃないかな~って、そう思うことにしました!

そうしたら、いつの間にかしっくりくる肩書きが見つかっているかもしれないよね。