趣味から始めるライター業。愛こそオリジナリティの源泉だ!【Webライターリレーコラム】

ライターの考え方
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こんにちは!七尾なおです。

マツオカミキさんのオンラインサロン企画【Webライターリレーコラム】、第3回目をつとめます。どうぞお手柔らかに!

 

薄毛ブランディングに見事に成功され、輝かしいライター道を歩んでいるちもんさんから「ライター×趣味」のバトンを受け取りました。

ということで、乙女ゲーム好きが高じてシナリオライティング始めちゃった(´౪`)テヘ♡ な、わたしなりの「ライター×趣味」論をお届けします!

※なんか長くなっちゃった&とっ散らかってますが、なにとぞご容赦を……!

 

わたし、乙女ゲームを愛しています

……というワケで、そこかしこでわたしは「乙女ゲーム好き」をアピールしています。

たしかに好きです。大好き、いやむしろ愛していると言っても過言ではない!

というくらいには情熱を注ぎ込んでますね。

 

その情熱が高じて、思いがけずシナリオライターとしての仕事を始めることもできました。

シナリオの仕事はずっと昔から憧れていたし、決まった時は飛び上がるくらい……いや実際に飛び上がって大喜びしましたよ!

 

思えばわたしって、子どもの頃から妄想の国の住人だったんですよね。

だから大好きな恋愛ゲームのシナリオを書く仕事は、本当に楽しくて楽しくて仕方がなかった。

 

もはや仕事なのか遊びなのか、境界線が曖昧だな?ってくらい没頭してました(・∀・)

 

このとき思ったのが、好きなことを仕事にできるっていいなってコト。

もちろん仕事にしちゃうと純粋に趣味として楽しめなくなるとか、副作用もあるでしょう。

けどやっぱり、ベースとして「好き」って気持ちがあるかないかで、仕事への取り組み方もモチベーションも全然変わってくるんだって知ったんですよね。

 

わたしはフリーランスという働き方をみんなにすすめる気は全然ないけど、雇われ時代と違って「働くことを楽しむ」こともできるんだなって。

そういう意味でライターは、趣味を仕事にしやすい職種だと思います。

 

情熱はときに実績を超える

シナリオライターの仕事ってすごく人気があって、なかなか入り込めないんですよね。

ランサーズで見かけたときも、山のように提案が集まってました。

その中には「シナリオ書いてます」って人も少なからずいたし、正直なところ期待値はほぼゼロw

 

そんな中で、なぜわたしが選ばれたと思いますか?

じつはね、決め手になったのはまさかの情熱!だったんです。

 

応募するときに妄想シナリオのサンプルをつけたんですが、これものっすごい気合い入れて考えたんです。

で、そのものっすごい気合いが、クライアントさんのところにまでバッチリ届いたんだってw

「情熱をひしひし感じています!」というメッセージをもらったときは、嬉しさ半分、はずかしさ半分でしたが……w

 

採用の決め手は実績や経験ではなく、ただただわたしの愛と情熱でした。

ビジネスの世界ってもっとドライでクールなもんかなって思ってたんですけど、こういうこともあるんですねー。

 

実績やスキルの伴わないエモーショナルなアプローチであっても、相手の心に刺さる可能性を秘めている。

 

この気づきは、わたしを強く勇気づけてくれました。

 

趣味ではない。マイブームだ

なんて語っておいてアレですが、実はわたし「趣味は乙女ゲームです!」と言ったことはなく……。

ゲームに限らず、胸を張って趣味と呼べるものがないんです。

 

みんな大好きWikipediaによると、

趣味とは人間が自由時間(生理的必要時間と労働時間を除いた時間、余暇)に、好んで習慣的に繰り返しおこなう行為、事柄やその対象のこと。道楽。

と書かれています。

ここでポイントになるのは『習慣的に繰り返しおこなう行為』というフレーズですね。

 

はずかしながら、わたしって飽きっぽいんですよ!

何かを極める、突き詰めるってことがどうも苦手で(;´∀`)

 

これまでいろんなコトをやってきましたが、ずーっと習慣的に行ってるコトってないんですよね~。

いっときワーッとハマって、いつの間にかスーッと熱が引いて。

しばらくしてまた始めることもあれば、それっきりになっちゃうのもあります。

 

なので、自分がハマっているものを表現するときには「趣味」ではなく、「ブーム」とか、「好き」とか、そんな感じで言うようにしています。

 

ブーム的な趣味でも戦える?

「ライターとして、これはイマイチだろう」と悩んだ時期がわりと長い期間ありました。

 

よく「ライターは専門分野を持て」と言われるんですよ。

その分野が、多くの人が簡単に書けない分野であればあるほど、ライターの価値は高まるからですね。

 

でも専門分野を持つということは、何か一つの事とトコトン向き合い、調べ尽くし、深堀りするということ。

 

[chat face=”nanao.png” なお=”” align=”left” style=”type1″]それ、わたし無理じゃん……(´・ω・`)[/chat]

 

と、すっかり自信喪失しちゃってましたw

 

そんな感じでぐるぐると不毛な悩みループを抜けて、出した結論がコチラ。

 

[chat face=”nanao.png” なお=”” align=”left” style=”type1″]べつにそれでもいいんじゃない?[/chat]

 

でしたw

 

「飽きっぽい」って、それまで自分の中ではずっとネガティブ要素だったんですね。

けど、「個性の一つ」としてポジティブにとらえちゃえばいいのでは?と思うようにしたら、ずいぶん気が楽になりました。

 

すぐ飽きるということは固執しないということでもあります。

それなら手広くいろんなものに興味を持って、つまみ食い感覚でドンドン挑戦してみればいい。

※途中で「合わないかな?」と思っても、受けた仕事は最後まできちんと終わらせましょう!

 

そうしているうちに「コレだー!」っていう分野が見つかるかもしれないし、やっぱり「いろいろやってるのが性に合ってる」に落ち着くかもしれないから。

 

フリーランスは思っていたよりフリーじゃないけれど、せめてマインドくらいはフリーでありたいよね?

ということで、長年培われた社畜根性あるべき論を手放し、やわらかアタマをめざしてます(。╹ω╹。)

 

「わたしなんてまだまだ病」はいらない

「ガチ勢じゃないと趣味を語っちゃいけない雰囲気」ってあるような気がしませんか?

にわかファンが古参ファンに嫌われる、的なヤツ。

 

わたしみたいに浅く手を出すタイプだと「○○が趣味です」って言うのが申し訳ないような気がしちゃうんですよね。

大好きな乙女ゲーム一つ取ってみても、プレイした作品はそう多くないし、借りてばっかりだから手持ちのソフトってほとんどない。

知識が浅いと、細かく突っ込まれたときにきちんと答えられません。

 

一事が万事そんな感じなので「○○が趣味です」と言うのははばかられたし、その程度の「好き」を仕事にしたいなんておこがましい……とか思ってました。

 

けど「ライティングに活かす」に限って言えば、ガチである必要なんてまったくないんです。

 

趣味レベル100の人の知識には、たしかに敵わないかもしれない。

けど自分がレベル50だとして、レベル1の人には十分すぎるほど有益な情報を提供することができますよね?

 

どこかで聞いたようなたとえを持ち出してみるなら、イチロー選手。

 

昨日野球を始めたばかりの少年に、イチローが「メジャーリーグで活躍するためのメソッド」を伝授しようとしても、なんか違うじゃないですか。

イチローならもしかして、初心者の少年相手でもめっちゃ上手に教えるのかもしれないけど、それはひとまず置いといて。

 

じゃあ誰が教えるの?ってなると、少年野球のコーチだったりしますよね。

このときコーチに対して「メジャーリーガーでもないのに、人に野球を教えるなんてとんでもない!」って怒る人、たぶんいないと思うんです。

だってメジャーリーガーじゃなくたって、少年野球は教えられるもんね。

 

こんな感じで、自分の趣味レベルが100に至らないから、それについて書いちゃいけないなんてことはないし。

たとえ初心者に毛が生えたくらいの知識しかなくても、「誰に向けて書くか」を間違わなければ、その知識は十分武器になります。

 

だから「わたしなんてまだまだ」なんて言わないで、趣味や好きなことをガンガン発信したらいい。

人の心にクリティカルヒットを与えられるのは、実績でも文章力でもなくて、そこに込められた熱なのだと思うから。たぶん。

 

愛がオリジナリティになり、モチベーションになる

ライターは「趣味や好きなことを活かせる仕事」だなんて言われます。

これ、趣味なし、スキルなし、まともな職歴なし!の、ないない尽くしのわたしにとってはかえって難しかったんですよねw

 

今ももがきながら、ちょっとずつ前に進んだり、たまに下がったり。

そんなことを繰り返していたら、なんか知らんけど自分の人生を振り返る機会が増えまして……。

 

寄せては返す波のような数々のマイブームだって、何かしらの知識や経験をもたらしてくれたなって気づいたんですよ。

一度ハマったきり二度と手を出さなくなったブームもあるけれど、それはそれで「あれは合わなかったんだな」って知るきっかけになったワケだし。

だからムダだったり、役に立たない経験なんて一つもないんじゃないかな?って。

 

もし自分の好きなことや強みがわからないって人は、ちょっとこれまでのことを振り返ってみるといいかもしれないですよ(*´-`)

 

  • 何を見て、聞いてきた?
  • 興味を持って、トライしてみたことは?
  • 長く取り組んだことは?
  • 今一番身近に起こっている出来事は?
  • イヤだったり、悲しかったりしたことは?
  • 情熱を注ぎ、愛したものは?

 

これらすべてがオリジナルの経験であり、知識であり、強みになり得る原石なんです。

 

まったく同じ経験をしてきた人も、まったく同じ思考回路を持つ人もこの世に二人と存在しないですよね?

だから経験や感情を盛り込んだ文章にはオリジナリティがあり、価値があるのだと思います。

 

趣味や好きなことをベースに書き始めれば、オリジナリティの上にモチベーションをトッピングできちゃうので、結果的に良い文章を書く一番の近道なんじゃないかな~。

 

対象への愛やリスペクトがあればこそ、より良いものがつくれる!

それをモットーに、地味地味とですががんばってます^^

 

第4回目の走者は……!?

さてお次は、ゆるっとかわいいイラストが癒し作用バツグン!幡池未由さんにバトンを渡します^^

【てんつまんが】みゆさんのブログ

 

みゆさんは転勤族の旦那さんを持ち、プラス小さなお子ちゃまを持つママさんです。

あるときは「田舎転妻ライター」として記事を書き、ある時はイラストレーターとしてイラストを描き、LINEスタンプの作成まで手がけちゃうクリエイター!

 

クラウドソーシングを使ってできる在宅の仕事って、何かしらの事情があって外で働けないママさんや、仕事の少ない地方在住の人と相性ピッタリだと思うんですよね。

ということで、みゆさんには「ライター×地方」のテーマをお願いしました!

これまでにもたくさんの土地で暮らしてきたみゆさんならではの地方論、気になります~(*´∀`*)

 

次回のリレーコラムは5月16日、みゆさんのブログにて公開です!お楽しみに♡