兼業フリーランスライターを始めて感じたメリット・デメリット

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先日ひっそりとnoteにも書きましたが、8月から兼業フリーランス始めました。

これまで通りフリーの仕事もお受けしつつ、企業に属して働き始めた、ということですね。この兼業生活がスタートして1週間ほどという短い期間ですが、感じたことをつらつらまとめておきます。

兼業・複業生活はじめました

まず、今現在のわたしの状況を。

8月から、ウェブメディアなどを運営している企業でアルバイトライターとして働き始めました。

勤務日数や時間は多少融通をきかせてもらえるようだったので、フルタイムではありません。残りの時間でフリーの仕事をこなしつつ……という、兼業というのか複業というのか、名前はとにかくそんな生活を送っています。

なんせまだ始めたばかりなのでリズムをつかみきれていない感はありますが、今のところ大きな問題はありません。ちょうど夏休み期間で子ども達が留守にしているので、学校が始まるとまた変わってくるかもしれませんが。

「なんで急に兼業?」という声も聞こえてきますが、もともとフリーランスにこだわりを持っていたわけではなく、良いご縁があれば企業で働きたい思いは常にどこかにありました。ただまあ、なにぶん育児中の身ですので、それほど積極的&具体的に探していたわけでもありませんでしたが。

今回働くことになった経緯としては、たまたま求人を見かけて話を聞きに行ったら、とんとん拍子に決まってしまったと。そんな感じです。

兼業OKだし、子ども関係の諸々も配慮しますってことだったので、条件としてはすごく良かったんですね。やっぱり自分にとって一番の優先事項は家族なので、それをないがしろにしてまで働きたいとは思えません。

そういう意味でちょうどいい働き方が実現できるかも、という期待感が大きく、入社を決めました。

兼業・複業を始めて感じたメリット

実際に企業で働く+フリーで働く兼業・複業生活を始めてみて、感じたメリットを紹介します。

お金の安心感

なんといってもコレが大きいですね!

わたしはあんまり営業をしないスタイルでやってきましたし、無理のない(ゆるいとも言う)スケジュールを組んで仕事をしているので、なんせ収入が安定しない。それでもなんとかかんとか生活してきましたが、やっぱり決まったお給料が入ってくる安心感ってハンパないですよ、うん……。

バイトなので固定給ではないけれど、入ってるシフト分出勤してちゃんと仕事すれば、ちゃんとお給料が毎月入ってくるシステムだからね。すごいことですよ、これは。

フリーの仕事は、基本的に1つの案件ごとじゃないですか。どんなに継続して仕事をもらっていても、次もまた依頼がくるとは限らないし。

それに比べれば、突然切られる不安は圧倒的に減りました。精神衛生上、とても良きです。

生活リズムが整う

うちは子どもがいるので、そうは言ってもそんなにガタガタってわけではなかったんですけども……。

決まった時間に家を出て、決まった時間まで仕事して、帰る。っていう生活は久々なんですね。在宅・1人で仕事していると、どうしてもサボったりとかあるからねー。

「決まった時間に出勤する」が苦手な方もいるとは思うんですけど、わたしは苦にならないタイプですし、むしろ自分で自分を律するのが苦手なので多少強制力があった方がいいんです、本当は。

なのでそういう意味で、生活リズムが良くなかったかなと感じます。

人と話せる

同期の方だったり、上長だったりしますけど、やっぱり会社で働くことになると、人と話す機会がぐんと増えます。

わたし自身は、家にひきこもって仕事することについて寂しさを覚えたことは一度もないんです。なのでぶっちゃけ、他人と同じ空間で仕事しなくちゃいけないって不安しかなかったんですけど、運良く良い人ばかりの職場に当たったので、今のところ嫌なことはないですね。

人と話すこと自体はべつに嫌いじゃないし、楽しいと感じることも多いので、思わぬメリットだったなと思います。

役に立ってる感

会社の、ね。

これ自分でも意外だったんだけど、「わたし貢献できてるな」って感じられると嬉しいんですよ。

フリーで働いていると、どうしても外部の人間感があるじゃないですか。だって実際そうだから。

もちろん依頼主のため、目指すビジョンみたいなののために一生懸命やるんだけど、ちょっと蚊帳の外感があるんです。どこまで役に立てているのか、ピンとこないというか。

でもバイトとはいえ雇用関係にあると、「一緒に頑張りましょう」感が強い。基本、押し付けとか強い帰属意識とかが苦手なので、自分でもこう感じたのには驚きました。

スキルアップもできそう

今はまだライティングのみですが、もう少し慣れたら他の業務も任せるかも、という話が出ています。

企業で働くと、お金をもらいながら教育や指導を受けられるってのがいいですよね。チャレンジもしやすいです。

兼業・複業を始めて感じたデメリット

逆に、兼業・複業生活を始めて感じたデメリットも紹介します。

フリーの仕事はいつすれば?問題

わたしの要領が悪いせいもありますが……今のところコレに尽きますねー。

とりあえず夜ですよね、夜。一応シフト制なので平日休みもあるんですけど、ここで遊んじゃったりするともう完全に仕事の時間が取れないという。

もう少し慣れるまでは、夜頑張るスタイルでいきます……

自由度が下がる

今日は具合悪いからお休みー、とか。眠いからちょっと仮眠しよー、とか。あっトイレットペーパー切らしてたから買ってこよー、とか。

完全フリーのときにはやり放題だった、そういう自由はないです。当たり前ですが。

何がつらいって、眠さを我慢することかな……眠いときは寝たい……

天候にかかわらず通勤しなければならない

自由度の話にもつながるけども、雨とか雪とか暑いとか寒いとか、そういう理由で外出を避けることができません。

仕方ないけどな……

収入を上げにくい

フリーの場合、仕事を詰め込めばそれだけ売上があがります。が、お給料はそうもいかないですよね。

仮にわたしが他のライターより2倍早く仕事を終わらせても、時給が2倍になることはありません。フリーだったら、もしかしたら文字単価2倍になるかもしれないけど。(実際には、そんな簡単にならないけど)

とはいえ、これは個人的にはたいしたデメリットではなくて。もともと売上をあげることに対してそれほど熱心だったわけでもないし、それよりもベースが欲しいって一点でしたから。

なのでべつに気にしてないです。毎月ちゃんとお給料がもらえて、時間通りに帰れることの方がよっぽど大事。

わたしにとって“ちょうどいい”働き方

ずいぶん前に「週に何日かは派遣で仕事をして、残りはフリーの仕事をしている」って人の記事をどこかで見かけたんです。それ見て、「あー、それいいなー」ってすごく思ったんですよね。

わたしはライターの仕事がしていたかったし、週に何日かの派遣でもライターがやりたかった。でも、地方にはそんな仕事ほとんどありません。探したけど見つからなかったんです。

なので今回、まさにそんな働き方ができることに決まって、良かったなあというのが正直な気持ち。

バリバリやれる人にとっては物足りないかもしれないし、もっと自由でいたい人には窮屈かもしれない。でもわたしにとっては、ちょうどいい働き方だなと思っています。