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今回はビキニラインに謎のできもの・しこりができてしまったので病院で取り除いてもらった話です。意外と健康優良児のわたしは、手術・入院の類は出産時(帝王切開)にしか経験がなく、「手術」と聞いただけでビビりまくりだったのですが……。なんとか生きて無事に戻りました。
痛い思いをしても、その体験を無駄にはしない!ライター精神でメモ取りまくってきました。せっかくなので、そのときの体験をまとめておきます。
ビキニラインに異変
9月の初めのことでした。「デリケートゾーンがなんか痛い」と気づき、どれどれと見てみると鼠蹊部(そけいぶ)にニキビのようなできものが。
これまでも何度か、デリケートゾーンにニキビ的なできものができたことはあり、それらは放置していたらいつのまにかなくなっていたので、今回も同じだろうと思っていたんです。しかし何だか様子がおかしい。
痛み、腫れあり
まず、めちゃくちゃ痛い。部位が部位だけに、下着が当たって何かするたびに痛いんです。あと腫れてる。熱も持ってるっぽい。
体の異変についてGoogle検索はヤメロとあれほど言われているにもかかわらず、やっぱりとりあえずググってしまいますよね、ええ。すると候補として挙がってきたのが、「毛嚢炎」もしくは「粉瘤」でした。
治ったと見せかけて再発
いろいろと調べた結果、「とりあえず放置で、治らないようなら病院へ」という意見が多かったので、ひとまず様子を見ることにしました。
そしたら、だんだんと症状がおさまってきたんですね。なので、「あーよかった」って思ってたんです。けど、できものが潰れたらしくほとんどいなくなって腫れがひいても、なんかコリコリしたのが残っていて。
いつになったら完治するのかなあ……。
とか思っているうちに、また憎らしいできものが再発しちゃったんです。
医師の診断「取らなきゃダメだ」
「あっ、こりゃダメだ」と判断して皮膚科を受診したら、
あーこれ、取らなきゃずっと繰り返すよ
と医師のひと言。
えっ、取る……??
えっちょっと待って、手術ですか?って流れで手術が決定してしまいました。
ちょ、怖い。
粉瘤(ふんりゅう)でした
ビキニラインにできたできもの・しこりの正体は、長径3センチ程度の粉瘤でした。粉瘤というのは、毛穴に汗や垢などが皮膚の下に溜まってできちゃった袋みたいなやつで、女性に多い症状らしい。
アテローム(粉瘤・ふんりゅう、アテローマ)とは、一般的に“しぼうのかたまり”と呼ばれることがありますが、実は本当の脂肪の塊ではありません。皮膚の下に袋状の構造物ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)と皮膚の脂(皮脂)が、剥げ落ちずに袋の中にたまってしまってできた腫瘍の総称です。
出典:(公社)日本皮膚科学会 皮膚科Q&A
ビキニラインのほか、わりと体のいろんなところにできるヤツみたいです。
手術の様子、感想
ここからは、手術の様子や感想をお伝えします。
所要時間
手術自体の所要時間は10分程度だったと思います。
前段階として着替え(下だけ全部脱いで、代わりに手術着を着ました。簡素な浴衣みたいなやつね)があり、終わってからまた着替えて会計まで……で30分かかってなかったです。あっという間!
手術中の様子
着替えを済ませると、手術台に横になります。そこから採血と点滴。チクッとされるのでまあまあ痛いです。
その後、患部をチェックして手術スタート。
まずは麻酔を打ちます。もちろん部分麻酔ですから、頭ははっきりしているんですが、これがかえって怖いですよね……。
痛み止めの注射を打つので、ちょっと痛いですよ。
てっきり麻酔は1回だと思っていたら、3回くらい刺されました。
いたっ。……いたたっ、いていていて!
と声が出るくらいには痛かったですが、わたしの悲痛な叫びがおもしろかったのか、そばで聞いてた看護師さんが微笑んでました。なんでや。
その後、麻酔の効き具合をチェックします。感覚がぼんやりしてて、痛くないのか微妙に痛いのかわからぬまま手術が始まりましたが、最初の方は完全には効いてなくて、気持ちチクッと感がありました。怖っ。
そのうち麻酔が完全に効いてきたので、そのへんから恐怖も薄れましたが。感覚的には、ちょうど歯医者の麻酔と同じ感じですね。ぼやーっとして、何がなんだかわかんないあの感じです。
怖さを妄想で紛らわす
手術中は何やってるのかわかんないですが、部分麻酔なので意識ははっきりしているし、“何かされてる感”はあるんですよね。
(ひっ、今切られてる……?)
とか考えちゃうと、控えめにいって怖いです。
そこで気を紛らわせるために、買ったばかりの薄桜鬼 真改 風華伝 for Nintendo Switch のいろいろなシーンで脳内を満たす作戦に出ます。残念ながらまだ始めたばかりで共通ルートを抜けておらず、キュンシーンがほぼ思い浮かばなかったのが無念でしたが……。
山南総長が穏やかに「大丈夫ですよ^^」とおっしゃっている姿を、ただひたすら想像して乗り切りました。
術後のことと注意事項
術後は、患部に防水シートをぺたぺた貼られて終了。翌日傷の様子を見るので、また受診するようにとのことでした。
お風呂OK、怖ければシャワーだけでもOK。防水シートがもし剥がれちゃっても、気にせずお風呂OK。その後は、大きめの絆創膏でも貼っておけばOK……と、けっこうなんでもありみたい。ですが、なんとなく怖かったのでシャワーだけにしておきました。
痛みはどれくらい?
会計を済ませて薬局に薬をもらいにいっている間くらいに、麻酔が切れ始めて徐々にじんわりと痛みが出てきます。
事前に「自転車で帰っても大丈夫」と言われてましたが、やっぱり痛みが怖くて徒歩にしました。家に着く頃にはすでにけっこう痛かった。薬局でもらってすぐ、痛み止め飲んだんだけどな……。
痛みは、引きつれるような感じ?我慢できないほどじゃないけど、あんまり動きたくないなーと。まあ、止まってても痛いんだけど……
あと部位が部位だけに、座ると負荷がかかって痛いです。ライター的には死活問題です。ぐぬぬ。
帝王切開でお腹を切ったときは、痛みで夜寝られないくらいだったんです。けど、今回は傷も小さいし、そんなことなく。ちょっと体勢に気をつけるくらいで、あとは普通にグッスリ寝ました。
翌日になると、やや痛みが引いてる感じ。頑張れば仕事にも行けそうでしたが、ずーっとオフィスで座り続ける自信がなくてお休みしました。家でフリーの仕事しよ……
手術にかかった費用は?
手術費は11,764円でした。これの他に痛み止めと抗生物質が処方されて、600円くらい。
初めにいくらか聞いてなかったのでドキドキでしたが、なんとか手持ちで足りてよかった……先に聞いておくべきでしたね。
まとめとオマケ
以上、粉瘤の手術日記でした。
これを書いてる今もまだチクチク痛いんだけど、ひと月近くずーっとジャマだったヤツがいなくなったので良かったです。あとは痛みが引くのを待つばかり。
手術前、医師からは「日常生活にはなんら支障ない手術です!」と言われていました。まあ確かに、入院するわけじゃないし、それどころか所要時間は10分だし、頑張れば仕事にも行ける程度。
けど切ってるわけだからねー、痛みがゼロとはいかないし、100%普段通りにはできないなあというのが正直なところでした。簡単な日帰り手術といえど、可能なら大事をとっておくのがベストですね。
ビキニラインって場所が場所だけに、受診しにくいし何科に行けば良いのかわかりにくいですよね。皮膚科でも普通に診てもらえたし、婦人科でも大丈夫だと思います。
まずはお医者さんにいって診てもらうのが一番安心なので、ググってばかりいないで病院いこう!というところで締めたいと思います。
共済に入っているんですが、日帰り手術でもお金が支払われるとのことでした。詳細は加入している保険の窓口に確認が必要ですが、手続き時に領収書が必要になると思うので、とりあえず捨てないようにしましょう。