こんにちは!七尾なおです。
昔から、わたしのまわりの友達は良い子ばかりです。
恋愛につながるような男性にはダメ男ばかりだったんですけど、なんだろうこの差は。
今日は、やっぱり「自分を肯定してくれる人達」の中に自分を置いた方がいいですねってお話です。
大人になってからの夢
わたしは2人の子持ちで主婦です。年齢は30代。特筆できるような経験もスキルもありません。我ながら、おとなしくパートでもしながら家庭に収まってれば?と思わざるを得ないスペックです。
そんなわたしですが、ひょんなことから『将来の夢』を持つようになりました。ライターになって、文章を書くことでお金を稼ぎたい、というものです。『将来の夢』なんて、本気で考えたのは小学生低学年の頃が最後だったかもしれません。あとはずっと、「適当に就職して、適当なところで結婚してこどもを産んで、家庭を築くことができたらいいかな」と思ってきましたから。
それも、ある意味では夢だと言えるかもしれません。ただ、叶うまでのハードルはそこまで高くないと言えるでしょう。わたしの将来なんて、そんなものでいいと思ってきたんです。ずっと。
むしろ、平凡でどこにでもあるような幸せを手にすることが、人生の目標でした。
ところが、ここにきて『将来の夢』ですよ。びっくりしますよね。他でもない、自分自身が一番びっくりしています。
夢と聞くと、どうしても雲をつかむかのような、そんな不確かなものだというイメージがあります。だから、わたしにとって、夢を語ることは恥ずかしいことでした。しかもこの歳になって。
あ、ちなみに、これはあくまでも自分をベースにした場合の話です。他の人が夢を語る分には「いくつになってもなにか始めようと思えるなんてスゴイ!」と感じるんですけどね。自己肯定感が低いからかもしれません。
はずかしいので、限られた人にだけこっそりと打ち明けました
どれだけできるか、成功するのか、まったく予想もできないことを、「ワタシ、やります!!」と宣言するのはとても勇気の要ることでした。それでも、家庭があれば単独で突っ走ることはできませんから、手始めに夫に打ち明けることにしたのです。
まずは家族に
夫が、わたしが言い出したことに反対することはほとんどありません。今回もそうだろうという確信はあったのですが、それでもちょっぴり緊張しましたね。
まぁ、予想通り二つ返事で「いいんじゃない?」というものでした。彼の場合は、賛成とか応援とかではなく「また何か言い出したけど好きにやらしとこ」という感覚だと思いますが(笑)。それでも、反対されるよりは全然いいです。放任主義の夫に感謝です。
次に友達
もう1人、打ち明けたのは学生時代からの親友です。
彼女の反応はとても嬉しいものでした。わたしの話を聞くやいなやパッと笑顔になって「いいじゃん!」というひと言。学生の頃からわたしが根っからの文系脳で、作文やら紹介文やらをよく書いていたことを覚えていたんでしょう。「事務の仕事なんかよりよっぽど合ってるよ!」なんて根拠のない後押しまでもらいました。
正直なところ、そんな単純なものではなかろう、とわかっていますが、それでも「はぁ?向かない向かない!やめときなよ!」と言われることと比べたら言わずもがな、です。根拠のない後押しに、根拠のない勇気をもらいました。
自分の中に、笑われたらどうしよう、バカにされたら恥ずかしい、という思いが強くありましたから、2人から否定されなかったことで心の底からホッとしたし、嬉しかったですね。
反対する人が誰もいなかったから、前に進めた
わたしの場合はとにかく自信のないところから始まっています。不安ばかりの中でようやく一歩を踏み出せたのに、そこでまわりから反対されたら一気に三歩くらい下がってしまったでしょう。
ごく近い人から応援してもらえたことで、自分が肯定されたような安心感をおぼえましたし、「自分は何も間違っていない」と前に進む勇気をもらえました。
根拠のない後押しと勇気をもらった、と書きましたが、何かを始めるための一歩なんてそれでいいんじゃないかなぁ、と。まだ見ぬ世界に自信も根拠もあるわけがないし、仮にあったところで絶対に間違えないとも言い切れない。それなら、ほんのちょっと背中を押してもらえる、「根拠のない後押しと勇気」は、実はとても大切なものなんじゃないかって、わたしは思ったんです。
だから特に、友達には話してよかったです。家族と違って必ずしも打ち明ける必要のない相手ですが、自分に自信がない時、他人からの無条件の「いいね!」には本当に励まされます。
あなたの夢をつぶそうとする人に、話してあげる必要はない
誰かが何かを始めよう、という時に必ず否定から入る人がいます。
「そんなの、うまくいくと思う?」とか「これとこれとこれと…こんなにコストがかかるけど、やる意味あるの?」とか。意地悪な気持ちからではなく、相手を心配しているからこその言葉だったりするのがまた難しいところ。
たとえあなたを思いやっての反対だとしても、そういう人に話すのはやめておいた方がいい、とわたしは考えます。
「他人から何を言われても揺るがない意志を持っている!」と断言できるならいいのですが、大抵の場合、新しいことを始めるにあたっては多少の不安はつきもの。そこでネガティブな意見をぶつけられたら、せっかく膨らんでいた気持ちがしぼんでしまうかもしれません。わたしならしぼみますね。それも完膚なきまでに。
そこで、あなたの素直な気持ちを笑ったりバカにしたりせず、かつ応援してくれそうな相手にだけ打ち明けるようにしましょう。信頼できる相手からの励ましは、それだけで精神的に大きなプラスになります。逆に、そこまでの相手に反対されたらそれは本当に考え直す必要があるってことかもしれないしね。
とにかく、何をするにもまわりの環境がとても大切だと感じます。人間ってやっぱり流されてしまいますから、めざすイメージに合った環境を探したり、作ったりする努力が必要ですね。
『自分のためになる場所』を見極めて、常にそこに身を置いておきたいものです。