それは「なぜなの?」と考える癖をつける

ライターの考え方

こんにちは!七尾なおです。

何かにつけて「なぜなの?」と考えること。いろんなものを良くしていくうえで、欠かせないマインドなんだなってふと思ったので、そんなお話をいたします。

それが評価されるのは「なぜ?」

  • 人気があるから
  • みんなが知っているから
  • SNSでめっちゃ拡散されてるから

 

イコールそれが絶対的に優れているかといえば、そうとは限らないと思います。

 

どんなに美味しいラーメン屋さんでも、宣伝が下手ならお客さんがこないように、味がそこそこでも、マーケティングの力でものすごい売上を出すラーメン屋さんもあるでしょう。

 

しかし味はともかくとして、そこには大勢の人の心をつかむ理由があるはず。

 

自分がより良いものを生み出したい、広めたいと考える際には、ここに着目することが大事です。

 

「なんとなく」にだって意味がある

わたし自身は、こういったロジカルな考え方は得意ではありません。

 

せいぜい「かわいいからでしょ〜」「あの芸能人がCMに出てるからでしょ〜」程度が関の山です。(浅い……)

 

もっとも、こういったふんわりした感想を持つことが何の意味もないとも思いません。消費者側と同じような感覚を持てるということは、戦略を立てるうえで強みになるからと考えるからです。

 

同じ「かわいい♡」を共有できるからこそ、さらなるカワイイを生み出せる、ということですね。

 

ただ、考えるときに「なんとなく」で終わらせては弱い。そこからさらに突き詰めて、「なぜ?」を掘り下げていかねばなりません。

 

いつも満席のパスタ屋さんの話

わたしが昔つき合っていた人の中に、実家で商売をしている人がいました。彼自身もお店を手伝っていて、普段からいろいろと小難しいことを考えていたんですよね。

 

そんな彼、一度だけ一緒に訪れたパスタ屋を通りかかったとき、ふと「この店はなぜいつも繁盛しているんだ?」とつぶやいたんです。

 

そこは外観や内装、メニューなどとにかくオシャレで、女子受けするお店。味はまあまあでしたが、たしかにいつ通っても駐車場は車でいっぱい。わたし達が来店した際にも、満席でしばらく待たされた……という経緯がありました。

 

わたしは適当に「雰囲気がかわいいからでしょ」と答えました。その店へ行きたがったのはわたしだし、わたしが行きたいと感じたのは「オシャレなお店だから」です。だから、あながち間違ってはいなかったと思います。

 

しかし彼は「それだけじゃなくて、もっと深い理由があるはずだ」と、なおもブツブツ言っていました。

 

彼の主張としてはこう。

一度目の来店は「かわいいから」であっても、それだけではリピートにつながらない。また来ようと思わせるための理由が何かあるはずだ!

と。

 

そのときは正直、相当めんどくせーな。と感じて終わりました。が、いま考えれば確かにその通りです。

 

ざっくりとした「かわいい」ということ以上に、大衆を引きつける何かが、その店にはあった。だからこその繁盛であり、リピート客の獲得にもつながっているわけですよね。

 

ちなみに、いまだにその理由はわかんないけど……やっぱ「かわいいから」じゃダメ?ダメだよね。

 

仮定を立て、トライアンドエラーを繰り返す

  • 人気が出た理由
  • 知名度がアップした理由
  • SNSでバズった理由

 

これらについて、自分なりの「なぜ?」に対する理由を考えたら、あとはそれをもとに行動を移すだけです。

 

仮定が的を射ていれば、自分のビジネスなりなんなりにも何かしらの良い影響があるでしょう。逆にイマイチだったなら、仮定や行動する方向がちょっとズレていたということなのかも。

 

トライアンドエラーを繰り返すことによって、これらが見えてきます。それと同時に、新しい課題なんかも発見できるかもしれませんね。

 

仕事でも、人生でも、なんでも。考えて、行動する。より良くしていくためにすることはとてもシンプル。

 

思考を止めず、行動を止めず、常に一歩前へ。常に、そんな気持ちを忘れずにいたいものです。

 

 

ちなみに前述の商売人の彼はDVの彼と同一人物ですが、たまにはこうした学びもくれました。どんな経験にも意味がある…と、せめてポジティブ風に締めたいと思います。