繊細で感受性が強い、ストレスを抱え込みやすい…それ、HSPかも?

メンタル・考え方

こんにちは!七尾なおです。

HSPって知っていますか?「他人のことが気になって、自己主張するのが苦手」「まわりの人の感情に同調しやすく、すぐ引きずられてしまう」「いっぺんにいろんなことをしようとすると、消耗する」などなど、当てはまるな~って方は、もしかしたらHSPなのかもしれませんよ。

HSPってなに?

まずは、HSPの説明をちょこっと。これは、正式にはHighly sensitive person(ハイリー・センシティブ・パーソン)といいます。とっても敏感な人、という意味ですね。

先日読んだばかりの敏感すぎる心がスーッとラクになる本 (扶桑社ムック)によると、「ちょっとした刺激にとても敏感で反応しやすい」「人の感情に敏感で共感しやすいが、影響も受けやすい」「とても感受性が豊かだが、不安になりやすい」とのこと。

 

 

また、こうした性質を持つのは全体の5人に1人だとも書かれています。

HSPは決して病気ではなく、どちらかといえば生まれ持った気質の一つ。そのため、病院で治してもらうとか、そういう話ではないんですね。

とはいえ、人よりも敏感・繊細だということは、それだけストレスを感じやすいともいえます。生きにくさを感じる場面も少なくないでしょう。

実際、この本を読んで

[chat face=”270dcaa9440560b11219dbba551d6ed0.png” name=”なお” align=”left” style=”type1″]ほとんどわたしのことじゃないか![/chat]

と思ったわたしも、たびたびそういったストレスを感じることがあります。

生きにくい……というと少し大げさですが、周りとなじむのが苦手だったり、みんなと比べて器用じゃないと感じることが多かったのは事実です。

HSPの本を読んで、自分の気質と向き合うきっかけができた

HSPという言葉を知ったのは、わりと最近です。

それまで

[chat face=”270dcaa9440560b11219dbba551d6ed0.png” name=”なお” align=”left” style=”type1″]どうしてわたしはこんなにも軸が弱く、ブレまくりで、他人の影響を受けまくって、情けないヤツなんだろう(´;ω;`)ブワッ[/chat]

と自分を卑下することが多かったのですが、HSPを知って「あ、それだ!」と。パッと目の前が開けたように感じました。

不思議なもので、現状は何も解決していないのに、自分を取り巻いているものの正体がわかると少しだけ安心する現象ないですか?

蛇足ですが、わたしははじめてDV(ドメスティック・バイオレンス)という言葉を知ったときも、「あ、それだ!」とうれしくなったのを覚えています。普通に考えて、うれしいっておかしいんですけどね。

名前があるってことは、自分だけじゃないってことですよね。だから、孤独感から少しだけ解放されたように感じたのかもしれません。

せっかくなので、もう少し詳しくHSPについて知りたいと思って買ったのが先述の本です。

8割くらいわたしの話かな?ってことが書かれてて、笑えましたw 読みながら、改めて自分の生まれ持った気質と向き合うきっかけになったなぁと感じています。

「こういう側面があるけれど、一方で見方を変えればこうなんだよ」と優しく語りかけてくれてる感じが、よかったです。優しい(●´ω`●)

たとえば、自分軸が弱くて周りに影響を受けやすいところ。これが恋愛依存に陥りやすい理由だって書かれてました。ズバリすぎて笑えました。(涙)

けど一方で、それは人の心を深く理解できる良い点でもあるって。敏感であることを必要以上にマイナスにとらえないことが大事だなぁと、しみじみ思いましたね。

他にもいろいろ思い当たるところがあったけれど、大きな音や声に敏感だったり、マルチタスクが苦手だったり……まんまわたしのことじゃないか。

繊細で傷つきやすいけれど、刺激を求める人もいる

ただわたしの場合、完全な内向的タイプでもなかったりして。本の中にはそのことについても少しだけ触れられていました。

HSPの中には、刺激を求めるHSSとの混合タイプもいるのだそう。刺激を求めるけれど飽きっぽく、本質的には外交的でなく敏感なので、消耗しやすいそうです。

わたしはときどき、自分がすごくアンバランスだなと感じることがありました。基本は保守的でとても内向的なのですが、ふとした瞬間に周りが驚くようなことを始めたり。それに、わりと何にでも手を出してはすぐ飽きる方でもあります。

HSPの約3割が、HSSとの混合タイプなのだそうですが、もしかするとわたしはここに分類されるのかもしれません。ほんとのところは知らんけど。

とまぁ、自分のことって案外自分ではよくわからないものなので、こうして分析できるのは楽しかったですね。

まとめ

自分は敏感でストレスを感じやすい。なんとなく生きづらさを感じる。他人と自分との境目が曖昧で、影響を受けやすい……などなど、ピンとくるものがあれば、それはもしかしたらHSPなのかもしれません。

HSPは病気ではないので、病院へ行ってどうにかなるものではなく、あくまで生まれ持った気質。その人らしさとも言い換えることができるかもしれません。

この気質のせいで苦労してきたと感じる人にとっては、「らしさ」なんて言われても、全然うれしくないやい!と思うかもしれませんが、こればっかりはどうしようもないみたいです。

でもよく考えてみてくださいよ。5人に1人がHSPって、よく考えなくてもめっちゃ多いじゃないですか。

一人じゃない。同じようなしんどさ、生きづらさを抱えている人、じつは結構いるんだなーって思うだけで、ちょっと軽くなった気がします。

それに、繊細だからいいこと、向いてることってきっとあると思うんですよね。人間関係においても、損をするばかりではないはず、たぶん。

とりあえず知っておくだけでもいいと思います。自分には向かない場所へは近づかない、とか対策も立てられるし。

努力でなんとかなるってことじゃなく、そもそもこれ生まれつきダメなんだわ!と思えば、いい意味であきらめもつくし。とりあえず、マルチタスクはあきらめましたw

癒し系のイラストつきでさっくり読めるので、HSPってなんだろーって方は読んでみるといいかもしれません!