フリーランスになって2年経ちました

ライターの考え方

2年前の昨日、開業届を出して個人事業主になりました。ということは、晴れて?フリーランス3年目に突入するということです。

一応、節目ということで、いまの気持ちや今後の方向性などについてまとめておきます。

出会いに恵まれ、やってこれた

もともと商売の才能があるとは思えず、行き当たりばったりで始めたフリーライター業でしたが、なんやかんやと3年目に突入です。

我ながらよく続いたなと、ひとまずは素直に自分を褒めてあげたいですね。

そしてそれ以上に、経験もなくスタートしたわたしに仕事を振ってくれたり、アドバイスをくれたり、そんな優しい人たちへの感謝の気持ちが山盛りです。

取り立てた才能のない、行動力も希薄なわたしがここまでフリーランスを続けてこれたのは、良き出会いに恵まれていたからだと思います。

これは綺麗事とかじゃなく、マジで本当にそう思っております。じゃなきゃ無理だったでしょう。

当たり前を積み重ね、等身大でいること

この仕事を始めたばかりの頃、よく「誰にだって長所があり、それが戦うための武器になる」という言葉を目にしました。

それを信じたくて、必死に遅れてきた自分探しをしてみましたが、残念ながら武器と呼べるほどの長所は見つからず。

まあ強いて言えば、他人に害を与えなさそうなそこはかとない安心感と、何事にも無知ゆえに見栄を張ることすらままならない単純さが、それに該当したかもしれません。

特別なことはできない代わりに、当たり前のことはきちんと守るよう心がけてきました。

マメに連絡を返す、締切は守る、最低限のビジネスマナーは押さえておく、ばっくれない、など。本当に、あえて書くようなことでもないんですけどね。

あとは、とにかく見栄を張らない、盛らない。

昔から、見栄を張るって感覚があまりなかったので、駆け出しフリーランスにおすすめされがちな「とりあえず『できます!やります!』と言って仕事を取る」ってのができませんでした。せいぜい「頑張ります」。

正直これは、営業トークとして致命的に弱いですね。けど仕方ないじゃん、やったことないものを「できます」とは言えないよ。というのがわたしのスタンスで、今もまったく変わりません。

こんなんでも今まで仕事を続けてこられたのは、やっぱり良い巡りあいのおかげとしか思えませんね、ええ。

いつもお世話になっている方々、本当にありがとうございます。ラブ。

黒子的な仕事が好き

さて3年目となる今年、どうしていこうか?という話にも、少し触れてみましょうか。

とは言ったものの、たぶんそれほど飛躍的な年にはならないと思います。

なぜなら、フリーランスなんてやってますが、わたしが一番優先したいのは仕事よりプライベート。自分のことや家族のことです。それがこの2年間で、嫌というほどわかりました。

4月には下の子が小学校に上がるので、またしばらくはバタバタしそうだし、このタイミングで仕事に対してアクセル全開!とは、いかないよねえというのが、正直なところだったりします。

ただそれは、あくまで量的な話で。たくさんはこなせなくても、質にはこだわりを持ってやりたいなとも考えています。この仕事は好きなのでね!

以前からわたしが一貫していることとして、「黒子的な仕事が好き」ってのがあります。自分の顔を売りにするウェブライターは少なくないですが、わたしにはあれは向いてません。

それよりも、書きたいことがあるのに書けずに困っている人の役に立ったり、まだあまり世に知られていない魅力やおもしろさを伝えたりっていうのが好きだなあ。

取材が好きなんですよね、インタビューはあんまり得意じゃないけど(笑

そういう仕事を少しずつでも増やしたいので、そのためにはリアルのつながりが大事だなあと思っていて。

ところがどっこい、基本的にひきこもっているので、このへんはテコ入れしていきたいですね。もう少し、地元に根ざした物書き屋さんでありたいのです。外、出なきゃ……。

身近な人にインタビューシリーズ、始動!(させたい)

人に会ったり話を聞いたりっていう活動を増やす第一段階として、話を聞きたい人に聞きに行く!っていう企画(と呼べるほどのものではないが)を考えてて。

題して、身近な人にインタビューシリーズ!じゃじゃん。

……みたいなことを、少しずつでもやっていきたいなあ、と思ってます。飛躍は無理でも、ちょっとした新しいチャレンジくらいは、ね。

てなわけで3年目も相変わらず細々と、よろしくお願いいたします。